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2008年4月 8日 (火)

マイケル・ブレッカー/聖地への旅



命の限り。

マイケル・ブレッカーが白血病で闘病・休養中、と聞いたのは4,5年前だったかと思う。
白血病かあ、でも今は治る病気だって言われてるしね、とのん気に思って、復活を期待してました。
一昨年あたりには、回復してきて活動も復活、レコーディングも始めた、などというニュースもあり、良かったなー、と思っていたのですが…。
亡くなってしまいましたね、2007年1月。もうかなり良くなってる、と聞いていたのに、亡くなってしまうなんて…。ショックでした。

最初の衝撃は
Brecker Brothers「サムスカンクファンク」で…それはものすごい衝撃でした。
サックスって、こんな音が鳴らせるもんなの??と…それこそ、ド肝を抜かれました。
良く、スタジオとかでこのフレーズ真似してる管の男の子見かけたけど…まともに吹けるフレーズじゃあないもんね。

しばらくは、マイケル・ブレッカーって、超人・鉄人、メタリックなイメージが強かった。
このスピードについていけないなら、ふるい落とすよ?的な、疾走感あふれるファンクに、すぐ夢中になりました。

遺作になってしまったこの作品は、マイケルが亡くなる2週間前仕上がったそうで…死の直前まで演奏していた、ということなんですね…。
でもさすがにマイケルも覚悟していたのかなあ…。
悲しいことに、このアルバムタイトルはちょっと出来すぎな気がする。

このアルバムは、いつもの超絶技巧なマイケルを期待すると…ちょっと裏切られるかも。
全体的にしっとりめで、すごく落ち着いて自分の音楽と向き合ってるマイケルの姿が想像できますね。
参加ミュージシャンもすごくて。パット・メセニー、ハービーハンコック、ブラッド・メルドー…。

どうやってレコーディングしたのか、詳細は知らないけど、これ、超・ライブですね。
④なんて、煽り煽られ、究極のセッションですよ。ふつふつとバトルが沸き起こってる現場の熱が伝わってくる曲です。
ちょっとアフリカンなテイストが、今までのマイケルにありそうで無かったような。新鮮味を感じます。
こういう切り口をみせられると、これからのマイケルは、どんな音を聴かせてくれるのかな、なんて期待をあふれさせてしまうのに…。

どんどん上がっていくテンションが、今までと変わらないマイケルで。こういうのを聴いてると興奮してきますね。

しかしこれ、命の終わりも近い重病人にやらせることでしょうか…。。
と思ったら。やっぱりレコーディングは病魔とのたたかい、なんて場面も多々あったようですね。
辛さに顔をゆがめつつも演奏するマイケルをみていられなかった、なんて現場に居合わせたスタッフの言葉にありましたが。そりゃそうですよね。

言われてみると、確かに。
⑧のサックスソロの途中で、うめき声?シャウト?みたいなのが聞こえるんです…。
命を燃やす、とはこのことかもしれない、…生半可には聴けないな、なんて改めて思いましたわ。
でもそんなマイケルを止める人は、きっと…誰もいないんでしょうね。

個人的には⑤の「When can I  kiss you again」がすごく甘い雰囲気があって好きです。
タイトルもロマンチックだし…と思ったら、このタイトル。
無菌室にいるマイケルに向けて、息子が問いかけた言葉だそうです。なんとも切ない。
マンチックな夜景を眺めながら聴くのに相応しい、マイケルのメロが甘くてジャジィなバラード。
甘い空間に切り込んでくる、ハービーのソロがシャープで美しくて。うっとりしますね。

いつしか、
なんとなくTower Of Powerのベーシスト、ロッコをかさねてしまいました。
同業のミュージシャンを筆頭に、たくさんの人々の支援を受け、(そういえばこの時、日本で先陣を切って支援していた、ベーシストの青木智仁さんは、2年前に急逝されてしまいましたね…)生体肝移植を経て、見事ステージに復活した、ロッコのようには…いかなかったのね。
私はひたすらそれを祈っていたけれど。

うやら、骨髄移植のドナーの適合性には、人種も関係してくるみたいですね?マイケルは欧系のユダヤ人だったそうで…適合するドナーにはめぐりあえなかったらしいとのこと。残念です。
私も骨髄バンクに登録しようか!と思い立ち、調べてみたところ…私は過去の病歴(今は完全完治)がひっかかってしまうようで…ドナーの資格無しでした。せつない。

jジャケットの、
青をバックに写した写真の、マイケルのすがすがしさがなんとも…ホントにひとり、聖地に旅立ってしまったんだなあ、と…涙を誘います。
聖地はすがすがしい場所なのでしょうか…。

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