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2005年8月19日 (金)

ロマンティック/AIRPLAY

80年代の日本のポップスに多くの影響を与え、多くのフォロアーを生み出した最高傑作!

AORの金字塔、などと圧倒的な高い評価で有名な、いわずと知れた傑作アルバム。

意外、と思われるかもしれないけれど、『無人島に持っていく一枚』を挙げるとしたら、私はダントツ、文句なしにコレ!!

「ロマンティック」なんてタイトル通りのベタベタなのは特に無いし、ああもうこの曲~、というほど個人的に恋焦がれているカリスマ的な曲も特に無いけど。

アルバム一枚で、と考えると絶対コレ!アルバム全体を通してのトータライズされた世界・空気感がとにかくすごい!

が。AORというジャンルに入れる…??となるといささか疑問に思えたりもしないようなトコありますね。

AORの「R」=ロック、がかなり強め。

80年代ポップスの原型みたいな、ポップでゴージャスな音がたくさんつまった、西海岸の風バリバリのアメリカンなロック。

どれを聴いてもハズレなし、と言っても過言ではないほどの名曲づくしで、アメリカンなハードロック調あり、フュージョンめいたトリッキーなのあり、フォスターならではの甘いバラードにはお決まりのディストーションギターを効かせたソロあり…(これ大好き)。

プロデューサーとしてのデビッドフォスターのセンス・実力・構成力が余すところ無く発揮された、大盤振る舞いな一枚。

この作品が発表されたのは79年、80年あたり…その頃の私はまだ小学校にもあがってないくらいのコドモだったわけで、もちろんリアルタイムではこのアルバムには触れていませんでした。

実際にこのアルバムを初めて聴いたのは今から10年前くらい…。

にもかかわらず、初めて聴いた気がしなかった、とにかく懐かしくて!!

あー、コドモの頃確かにまわりにこういう音楽があふれてたなあ…、という、私が小学生 ~ 中学生くらいをすごした80年代の日本の音楽が、そこにあったのです!!

ディストーションギターのソロが光る、ロマンチックな80年代の王道バラードももちろん素敵だし、マンハッタントランスファーもカバーした④、EW&FIREを始め、多数のアーティストがカバーした名曲⑩。

イチバンのオススメは⑨「She Waits for Me」。イントロからもう、西海岸の海風が全身を駆け抜けるようなさわやかさ!一瞬にしてひきこまれます。とても日本人ウケしそうな、キャッチーなメロ。

アタマからキャッチーなサビで引き込む→Aメロで冷ます→Bメロで盛り上げ加減に→その勢いでサビに突っ込む!!という定番の構成にとても引き立つメロがまた心憎くて、シンプルながらに、このエキサイティングな流れが非常に気持ちいい。

AORのメロウなテイスト、とロックのハードなテイスト、と80年代のポップなテイストとがバランスよく同居した、私の中では究極のエアプレイナンバーですね。

当時はまだデジタルシンセ・YAMAHA DX7登場以前だし(だったと思う…)、音数もそんなに多いわけでもなくきらびやかでもないのに、今聴いても充分色あせない、違和感のない質感を持っているのはさすが、フォスター。私の王子様…☆★

日本の80年代ポップスのお手本とも言える名盤。80年代が青春だった人も、青春一歩手前だった人も(私)、過ぎちゃってた人(笑)も…誰が聴いても違和感なく入れこめる、憧れの80年代サウンドの極めつけが、ここにあります。

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